福島県川俣町小神(こがみ)にある「KTSE発電所(約220kW)」に行ってきました。
ここはソーラー発電の下で営農を継続するソーラーシェアリングというタイプの発電所です。発電所を設置した田畑の収量は、一般的な収量の8割を下回ってはいけないのだとか。
そこで活躍する「スマートターン」と名付けられたパネルの角度を調整する仕組みは、3Dプリンターなどを駆使して部品から開発したオリジナル。
太陽を追尾することで発電効率の向上させたり、作物に光を与えるためのコントロールを実現しています。
FIT買取価格は開始から数年で約半分になってしまいました。施工のコストを下げる工夫がますます必要となるうえに、ソーラーシェアリングでは一時転用の協議を経る必要があり、制度上も、まだまだ事例の少ない現状では非常に課題も多いのですが、KTSE発電所はその困難に突破口を開こうとしていました!