廃食用油活用の先進事例視察@宮城

廃食用油活用の先進事例を視察するために、はちエネメンバー5名が宮城に行ってきましたので、視察した内容を報告します。

訪問日・訪問先

2018年3月29日:有限会社千田清掃さま(宮城県大崎市)

2018年3月30日:みやぎ生活協同組合リサイクルセンターさま(宮城県黒川郡大衡村)

1日目は大崎市で使用済みの食用油を回収・精製してバイオディーゼル燃料を製造している有限会社千田清掃さんを視察しました。
千田清掃さんは、再生可能エネルギーの活用推進のために、菜の花プロジェクトや地元資本のメガソーラー、廃食用油の回収・精製など、循環型社会を実現するための様々な取り組みをされていて、八王子協同エネルギーがこれから力を入れて行く活動に大いに参考になりました。
年度末の忙しい時期にもかかわらず2時間も丁寧にご説明下さった千田清掃の皆さま、ありがとうございました。

視察後は、近隣のマイクロ水力発電所を2ヶ所と、廃食用油を回収しているみやぎ生協愛子店を訪問し、廃食用油がどのように回収されているのかを見学しました。廃食用油発電の実現に向けて、試験回収を行っている私たちにとって、非常に参考になりました。

視察ツアー2日目は、みやぎ生協リサイクルセンターさんを訪問しました。
みやぎ生協さんは使用済みの食用油を使った発電の先駆者で、既に3ヶ所で廃食用油発電を実施中で、現在4か所目を計画中とのことです。その中でも最初に導入したリサイクルセンターさんでいろいろとお話を伺いました。
25kWのコジェネ発電機は、想像よりもコンパクト。発電した電気とお湯はプラスチックトレーや食品廃棄物などをリサイクルする過程で無駄なくセンター内で自家消費するそうです。

たとえば、みやぎ生協の店舗から出る野菜や惣菜を回収してエコフィード(液体状の豚の餌)に加工する際の加温殺菌にも使ったり、発泡スチロールや紙の処理を行っているそうです。
エコフィードは、野菜ジュースのようなよい香りで、それで育った豚は、たぶん美味しいんじゃないかと思います。

リサイクルセンターさんの視察後、みやぎ生協桜が丘店を訪問し、廃油回収ボックスやリサイクルステーションを見学しました。小型家電や紙類なども回収しており、さすが環境問題に先進的に取り組んでいるみやぎ生協と感心しました。

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